私は公務員試験を経て、地方自治体(市役所)で公務員として約7年間働きました。
退職後は、公務員試験の小論文を添削する仕事を受注した経験もあります。
本記事では、公務員試験の小論文で実際に出題されたテーマを元公務員の筆者が紹介します。
公務員になりたいと思っている人や、今後、公務員試験を控えている人はぜひ、参考にしてください。
公務員試験の小論文とは?

志望する自治体や公務員試験区分によって、課せられるのが小論文です。
一次試験のペーパーテストと併せて実施する場合や、二次試験以降の面接と併せて行われる場合もあります。
小論文も公務員試験を突破する上では必要な要素の一つです。
公務員試験の小論文に実際に出題されたテーマを紹介

では、公務員試験の小論文で実際に出題されたテーマを紹介したいと思います。
・人間関係を円滑にするために気をつけていることを自分の体験を織り交ぜながら書いてください
・あなたが理想とする公務員像を述べてください
以上2つのテーマは、私が受けた公務員試験で実際に出題されたものです。
昨今の頻出テーマ(下記記事参照)には含まれていないものですが、受験者の人柄を見るためにこのようなテーマを出題する自治体もまだまだ多くありそうです。
今回はこれらのテーマがなぜ出題傾向にあるのか、どういった自治体で出される傾向にあるのかを具体的に解説します。
①人間関係を円滑にするために気をつけていることを自分の体験を織り交ぜながら書いてください

公務員という職業に限らず、仕事は人と関わりながら行うものが大半です。
また、公務員は職員同士の関係、つまり横のつながりを求められる場面が多くあります。
一つの案件について課をまたいで対応したり、同じ職場でも別の係員と連携したりすることがあります。
そういった場面で求められるのが、円滑な人間関係を築ける力です。
小論文では、志願者がどういう性格なのか、人間関係を築く上でどういったことを気をつけているのかを見られることがあります。

主観的な視点だけでなく、人からどう見られているかを盛り込むことも大事です。
「●●さんがいると場が盛り上がる」「●●くんは話しやすい」など、人から見た自分のイメージなども小論文に落としこんでも良いでしょう。
②あなたが理想とする公務員像を述べてください

かなり漠然としたテーマに思えるかもしれませんが、志願者の人となりが分かるテーマでもあります。
公務員といっても一人一人が目指している公務員像は異なります。
「市民に信頼してもらえる公務員」
「市民の生活を良くするために企画・提案できる公務員」
「丁寧かつ迅速に業務を行える公務員」
以上のように、自分がどういう視点でどんな公務員を目指しているのか、少し整理してみましょう。

理想としている公務員が身近にいたり、出会ったことがあったりすると書きやすいです。
実際に窓口で対応してもらった人、親族に公務員がいる人などは、その人とのエピソードなども思い出してみましょう。
まとめ

公務員試験の小論文では、少し堅苦しい頻出テーマのほか、志願者の性格や人となりが分かるものが出題されることもあります。
今回紹介した2つのテーマは、筆者が公務員試験を受けた際に実際に出されたものなので、人物重視の自治体用にしっかり対策しておきましょう。
公務員を目指している人へ、少しでも参考になれば嬉しいです。
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